
冒険クラブ
きのうの夜、11時より「冒険クラブ」に参加しました。
「冒険クラブ」とは、わたしとご縁のある児童擁護施設S育児院の事務長さん
(と言っても若い)が企画し育児院の子供たちに行く先を言わずに現地まで
連れて行き「冒険」を体験してもらうというものです。
ある時は「田植え」、またある時は「潮干狩り」といろいろ外での体験学習
というか遊びですね。
わたしも今回2回目の参加で、「夜の山登り」(こわっ!)です。
いわゆる肝試しですね。
夜11時半に岡山市内の龍の口グリーンシャワー公園駐車場に集まりました。
辺りは真っ暗!みんな手に懐中電灯を持って参加です。
子供たち6人と職員の方4人、(わたしも含めて)一般参加5人の15人でした。
3つのグループに分かれて頂上を目指します。
けっこう・・・ハァ、ハァ、・・・大変・・です。
子供たちは「ズンズン」進みますが、こっちは運動不足の中年です・・。
途中子供たちに「休憩」を懇願し、なんとか頂上へ・・・・ハァ、ハァ・・。(着いたのは1時前くらいです・・・。)
上に上がると・・「きれいな夜景」が私たちを迎えてくれました!
「いやぁ〜、上がって良かった〜」とみんな口々に喜んでいました(^_^)
さて、大変だったのはそれからです・・・。
帰りは下り、降りるだけとみんな軽く考えていました・・。
別のルートを通っておりました。
はて・・・道がドンドン細くなり、草で半分隠れ、しかもとっても険しいです。
途中何ヶ所か別れ道があるも、どっちに行っていいかも分からないまま
てきとうに進みます・・。
確かに下には降りている様子ですが、周りは木に囲まれほとんど外の景色も
見えません。「なんか遭難クラブになってきましたね・・。」と隊長(職員
の人)が言いました。「ハハ・・。(笑えん・・)」
わたしは小学4年の女の子と手をつなぎ、降りました。
手は汗でびっしょり、一言も口も利かず、「ギュッ」と手を握っています。
道も狭く二人が並んで歩けるスペースもほとんど無く、歩きにくいんですが
一時も手を離さず降りました。
地面も滑りやすかったり、急だったり、狭かったり、木や草で塞がれたりと
大変な中、少しづつ、少しづつ進みました・・・。
それでもなんとか山を抜け出すとこまで出ました。(ヤレヤレ・・)
ただ、出た所は四御前の辺り・・・。(歩けば1時間以上かかりそう・・)
時間も1時40分ごろ、みんな疲れ果てていました・・。
タクシーでも拾いたいけど、民家はあれど、目印になるようなお店もなにも
ありません。
とその時、一台のタクシーが・・・「迎車」のサインを出し、通りすぎて
行きました・・・。(T_T)
トボトボ歩いていると・・・先ほどのタクシーらしき車が・・・「空車」と
書いてある!
運転手さんも我々が歩いているのを見かけ、お客さんを降ろしてから
戻ってきてくれたそうです。(T_T)
無事、駐車場にもどりみんなと「再会」しました。
別れ際さっきの女の子「Yちゃん」に「ごくろうさん、よくがんばったね。
またよろしくね。」と言ったら、はじめて「ニッコリ」してくれました。
なんだか「疲れ」が吹っ飛びました。
いろいろあったけど、良い体験になってくれたらな、と思いました。
「Yちゃん」の笑顔を思い出しながら、家まで運転して帰ったのが2時40分
でした。
「冒険クラブ」恐るべし、侮れませんでした。
子どもたちはなにを学んだのか、また聞いてみよっと。