その昔
きのうはパート社員のOさんの個人面談でした。
彼女ももう10年以上勤めているベテラン事務員さんです。
ベテランのTさんが退職し、いまはMさんが事務の主任になったんですが
毎日遅くまでガンバッテいます。
ワタシ「Oさん、昔は今より事務員さんも少なかったのに、いつも定時
(5時30分)で帰れてたのに、今はなんでこんなに遅くなるんだろ?
仕事の内容がそんなに変わりましたかね?」
Oさん「社長、そりゃぁ全然かわりましたよ〜。だって、今だから言います
けど前はホントいい加減だったと思いますよ。まぁ、お客さんに怒られは
しないけど、こんなんでいいの〜?ということはたくさんありましたよ。
最低限言われたことはしてたけど、お客さんの立場に立ったら・・・。」
ワタシ「そっか〜。そうだね〜。じゃあ、いまはどうですか?Oさんが
お客さんならグレートのお客さんになりたいですか?」
Oさん「そうですね。いいと思います。まぁ、今はどこもそうなのかも
知れないけど、対応は早いと思います。電話でいろんな相談に乗ることも
増えたので、昔と比べると倍以上時間が掛かっていると思います。事務員
だけど半分は営業のような仕事になってると思いますよ。」
ワタシ「ありがとうございます。(うれしいな)」
Oさん「正直すごい会社になったなと思いますよ。経営理念もできた
し・・・。」と目を細めながら言うその顔はホントに満足そう。
「でも、社長が変わったから・・・会社も変わったと思います。」
そう、その昔ワタシはひどかった・・・。
社員の人たちのこと、ちゃんと見ていませんでした。
自分のことで精一杯。
経営者どころか、人としてどうなのか。
社員のみんなが会社のために一生懸命働こうなんて思いませんよネ。
でも、わたしも色んな気付きのなか、変わっていった・・・かな。
Oさんは続けて言いました。
「なんか会社にいるときはいつも何か考えてますね。こうしたらどうだろう?
ああしたらどうだろう?って。充実してるのかな?」と微笑むOさん。
がんばってきてよかった・・・。
何かがこみ上げてきます・・・。
パート社員のOさんはいつもわたしに気付かせてくれます。
わたしが変わる前、会社が変わる前を知る唯一の社員さんになりました。
これから前に進むためにもその大きな力をわたしに貸してください。
ありがとう、Oさん。