重たい思い
きのうはHさんという人のところに行きました。
お客様でもあるんですが、時々お灸をしてもらっています。
かれこれ10年来のおつきあいです。
お灸が終わったあと、「あ、小川さん、貯金が貯まったから持ってかえって。」
とガラス瓶に入った貯金箱を持ってこられました。
毎年、年末にアフラックの「がん遺児奨学基金」や「ペアレンツハウス」への
募金をしてくださいます。
がんになられた方やご家族への援助となります。
「1年やるとけっこう貯まるんだよね〜。金額は大したことないけど。」と
言いながら渡してくださいます。(1円玉と5円玉です)
わたし「いやいや、いつもありがとうございます。1年掛けて貯めたお気持ち
がギッシリ詰まってますよ。」
「買い物に行ったら5円と1円は使わずにすべて持って帰ってこの貯金箱に
入れるんですよ。」
わたし「えー?そ、そうなんですか・・。」
わざわざこの募金のために1年間1円と5円は一切使わずにこの募金にまわして
くださってたんだ・・・。
日々にすればわずかな金額かもしれませんが、毎日毎回365日出来ますか?
常にそのことに注意を払い続けているということですから・・・。
胸の奥が・・・グッと熱くなりました。
Hさんは続けていいました。
「嫁にも8円持ってきたら、10円に換えてやるよって換えてやってんですよ。」
わたし「えっ?!」
「だって2割ももうかるんだもん、いいでしょ?」と笑いながらHさん。
そこまでしてくださってたんだ・・・。
奥さんもちょっといい気分、Hさんはもちろん貯められていい気分。
そして募金の恩恵を受ける方々はいい気分(というか助かります)
わたしの周りには人生の師となるすばらしい方がたくさんいます。
Hさんもいつもいろんなことを言葉ではなく行動で教えてくださいます。
今回も心があたたかくなる気持ちと募金をいただき帰りました。