感動です!
2月はずっとモーグルの草大会が続きました。
愛媛県、兵庫県、広島県。
先週は広島県でした。
言ってみれば地元の大会。
ホームゲーム。
出る人ほとんど知り合い、友達、チームメイト。
土曜日は大会のコース作りのお手伝い。
15人くらい集まりました。
その中の一人Iさん。
以前にブログで紹介した人です。(2009年6月16日輝いてる人)
Iさん5年くらい前にヒザを怪我してそこからウィルスが入り、今は滑れません。
それまではわたしの所属する広島のモーグルチーム「It's miracle」の
リーダーでした。(そのころわたしはまだ入ってませんでしたが)
いつも地元の草大会では優勝にからむ実力の持ち主で知らない人はいない
有名人。
今回も整備のお手伝いに来られてました。
コース作りもいろいろ手順があって簡単ではありません。
みんなで協力して作っていくワケですが、コースもほぼ完成し、みんなで
滑ってコブを育てていきます。(コブが大きく深くなる)
あとはモーグルの華「エアー台」です。
これも大きさ、角度、長さ、堅さとけっこう調節が難しい・・。
みんなが飛んではIさんが調節します。
わたしたちはすでに練習と楽しみで滑ってますが、Iさんはひたすら
スコップを持って削ったり、雪を盛ったり、形を整えています。
わたしたちは滑ってますから、けっこう暑い。
Iさんはほぼジッとした状態で作業してますから、きっと寒いはずです。
我々と比べてもすごい防寒をして作業してます。
Iさんのことも忘れすっかり楽しんだわれらは心地よい疲れを感じつつ
帰ろうと準備を整え山を降りようとした時です。
Iさん・・・一人黙々とまだエアー台の整備をしてる。
取り憑かれたように一人一生懸命に整備してる。
この人・・・誰よりもスゴイ。
自分が滑るわけでもないコースをみんなのために一生懸命整備してるんです。
しかもみんなもう帰ろうとしてるのに、それすら気づかずに・・・。
我々もIさんが終わるまで待ちました。
「いやぁ〜、ごめん、ごめん。けっこう時間かかったわ。」
みんな「おつかれさまです〜」
その日の夜はみんなで宴会
いつものようにIさんとMさんの対決話しに華が咲く。
楽しい夜でした・・・。
その時感謝の言葉を素直に言えなかったワタシは今日メールを送りました。
「自分は滑れないのにあんなに一生懸命整備をされてる姿を見て涙がでそうでした。
いつか良くなって滑れることを本当に本当に祈ってます。」
Iさん「みんなの輪の中にいるのは本当に楽しいです。今後とも
よろしくお願いします。」と返ってきました。
Iさん・・・泣いていいですか?
ワタシ「みんなの輪の中にいればミラクル(わがチームの名前)はきっと
起こります!」と返信しました。
たかがスキーかも知れませんが、そこに熱い思いを掛けた仲間がいて、
またその姿勢を学ぶことができる・・・。
スキーを超えた世界がそこにあります。
ちょっと腰を痛めましたが、またみんなで騒ぎましょ!!