教育講演会
先週は忙しかった。
木金がアフラックの一泊研修会。
金の夜は同友会の教育講演会。
土曜はゴルフコンペに夜は同友会の親睦会。
いささか疲れました・・・。
いろんな人たちにいっぺんに会いました。(それはとっても楽しいことですが)
そんな中の中小企業家同友会の教育講演会について書こうと思います。
同友会は年に一回「教育講演会」というイベントをします。
今回も総勢777名の参加です。
一般の教育関係者や父兄の方々も400名以上の参加です。
ナゼ同友会が「教育講演会」なのか?
地域の人々に支えられている中小企業としては、「教育」をとおして
地域の人との交流を図りたい、お役に立ちたいという趣旨で
19回目を迎えたわけです。(とワタシが偉そうにいうことはない
のですが)
今年呼ばれたIWA川先生。
関東方面の大学教授(だと思います)
40過ぎくらいでしょうか。
ボソボソと自己紹介もなく話しがはじまりました。
最初はなんの話しかもよくわからないまま、じっと聞きました。
どうやら小学校の「学級崩壊」の問題児の話し。
その子Kクンは小2。
まわりの子供達からも疎まれ避けられる暴れん坊。
その新任の担任の先生とIWA川先生のやりとりの話しです。
その中で興味深いのはこのKクンの家庭環境の話しです。
かれは乱暴な兄弟と厳しく折檻をするおばあちゃんと暮らしていました。
そう、そこにはクラスメイトの知らない生活があるのです。
学校では理由もなく人を傷つけたり、騒いだりするKクンも
人に言うこともなく苦しんでいました。
でも彼はずっと学校に来続けたそうです。
だれかに救いを求めていたのか・・・。
そんなKクンも小6になりました。
小6になった彼は相変わらず不器用だけど、クラスの中で居場所を
見つけ、先生の質問や友達と会話をするようになっていました。
担任の先生も何人も変わり、クラスの保護者が交代で授業に参加し、
関わっていく中で少しずつ、少しずつ変わっていったようです。
社会に出ても、はみ出してしまう人、輪に入れない人、浮いてしまう人。
その人の背景に興味を持つ人がどれだけいるでしょうか?
自分の価値観で見るせまい世界を作っているな。
すべての人には幸せになる権利がある。
キレイごとではないIWA川先生の静かだけど、怒りとも取れる
メッセージが伝わってきました。
そういう目線を少しでも持てるようになりたいナと思いました。
今回も大事なメッセージをいただきました。
経営者としてどれだけ実践出きるかわかりませんが
今よりもう少しやさしくなれるといいな・・・。