大事にしたいこと
私の大好きなお客様から電話があった。
アフラックからケータイにメールが来ているが内容が
よくわからないから来て欲しいと。
Hさん84歳
元気のいいシャキシャキしたおばちゃんって感じの
人です。
でも、もう84歳なんですね。
初めてお会いしたのが10年ぐらい前だったと思います。
ご自宅にはカラオケ大会の大きなトロフィーが沢山置いて
あり、ご主人と二人で全国の大会に車で行って出場して
いたようです。
保険の話はやはりお年を取られて理解していただくのに丁寧な
説明が必要です。
そんな中、言われてたのが長男、次男さんのお話。
長男さんはほぼ絶縁状態で連絡も付かない。
結構な大金を無心してこられ貸したが、それ以降音沙汰なし。
音信不通です。
次男さんは数年前に白血病になられ治療費がないので貸して欲しいと
言われ、これまた結構な金額を出してあげたそうです。
その後、治療も終わり落ち着いたが、このお子さんも音沙汰なし。
老後のために貯めておいた貯金をほぼほぼ全部使って
しまったというHさん・・・・。
Hさん「私の育て方が良くなかったのかね~。私もおとうさんもすっかり年を
取ってしまったので、お金もないし、いつまで元気でいられるか・・・。
頼れる子どももいないし、これからどうしていこうかな」
私は泣いているのに気づかれないようにするのが精一杯
でした・・・。
いや、ばれてます。
Hさん
情に熱い思いやりのある人。
ちょっと気が短いとこもあり、自分と合わないと感情的になってしまい
つい余計な一言を言ってしまうこともあると。
でも、私にはいつもとっても優しい素直なお客様です。
なんか親戚のおばちゃんのような人懐っこい人なんです。
一昨年亡くなった広島の叔母を思い出しました。
若い時から難病もあり、それと付き合いながら子育てをしてこられ
ご主人を立てて一生懸命生きてこられた。
人一倍以上の苦労をされ、たくさんの涙を流してこられたHさん。
そしていまもお子さまとの絆について後悔が残ると。
そんなHさん、「私もあんたのような息子が欲しかったなぁ。あなたのお母さんは
しあわせじゃな。」
Hさんやめてください。
涙が止まらなくなります。
Hさん「でも、今日はわざわざ来てくれてありがとう。ああ~なんか気分が軽くな
ったよ。また来てな。」
さびしくなったらいつでも呼んでください。
心細くなったらいつでも呼んでください。
私もHさんといっぱいおしゃべりしたいです。
いつまでもお元気でいてくださいネ。
大事な大事なお客様です。