同級生
5月に高校時代の同級生が亡くなった。
享年58歳。
すい臓がんだった。
彼は東京で歌手をしていた。
プロの歌手である。
歌うのが大好きで大好きで歌手になった。
大好きなことを仕事に出来て幸せなヤツだなと
思っていた。
そんな彼を偲ぶ会が広島のライブハウスで行われるという
ので私も参加した。
たくさんの同級生、友人、知人、ファンでライブハウスは
超満席。
司会進行は仲の良かった広島の有名なアナウンサーが
してくれた。
彼の歌手としてのエピソードを聞き、お兄さんも歌い、
学生時代の恩師、音楽の先生のお話、一緒に活動していた
LORANというバンドのメンバーもYASS(亡くなった友達)の
歌声とともに演奏してくれた。
自分が知らないところでこんなにみんなに支えてもらってたんだな。
こんなに愛されてたんだな。
こんなに沢山の人たちが駆けつけてくれて幸せ者だな。
果たして自分が死んだらこんなに人が集まるだろうか。
いや、集まらないな、なんて思いながら、同級生たちと
話した。
人はいつか死ぬ。
例外などない。
早いか遅いかはあれどみんな死ぬ。
どれだけ生きたかよりどう生きたかが大事。
そんなメッセージをYASSからもらった気がする。
君は生きた証をしっかり残せたな。
心に刻んだよ。
これからどう生きるべきか。
ヒントをもらった。
大事なことは何なのか・・・。
ありがとう。
最近はお互いあまりしゃべれなかったけど、でも
YASSとの思い出はいっぱいあるよ。
また
会おう
その日まで
さよならだな。
さびしいけど。
やすらかに
休んでくれ。