しあわせ・・・
- 2007-07-30 20:07:58
きょうは7月30日、明日で7月もおわりです。
梅雨も明け、いよいよ夏本番です。(ふぅ?・・。)
先日、S育児院に伺いました。
今年も「職場体験」を受け入れして行こうと思っています。
去年、来てくれたHくんが今年も来たい、ということでした。
S育児院の事務長さんが「Hくんは去年グレートさんに行ってから、変わった
んですよ。あいさつや返事をする声が一回り大きくなりました。本当に
良かったです。」
そう言ってくださって、本当にうれしかったです。
Hくんも来年には高校を卒業し、施設を出て自活しなくてはなりません。
働くということ、独りで生活するということを同時にこなし、親の頼りも
ないわけです。
どれだけの18歳の青年がやって行けるんだろう・・。
社会に出る前にちょっとでも彼らのために役に立てば、と思っています。
S育児院は岡山市内にある児童擁護施設です。
2歳から18歳までの子どもたちが生活しています。
ほとんどのお子さんが「幼児虐待」を受け、ここに来てるそうです。
ゴハンも食べさせてもらえずに一日中、朝から晩までほったらかされ、
親が帰ってきても知らんぷり・・・。
親の機嫌が悪ければ、殴る、蹴るの暴行を受け、罵られ、
邪魔ものあつかい、だそうです。
あんたなんか生まれて来なきゃ良かった、と言われ自分が悪いんだと
まだちっちゃな子が自分を責める・・・。
「海」に1回も行ったことがない子どもたちが沢山います・・・。
そんな子どもたちに「愛」や「思いやり」を教えるのは大変なことだと
思います・・・。
わが社で何かを教えるなんて、おこがましいです。
ただ・・自分も何か役に立てる、何か出来ることがある、少しでもそう思って
もらえたらボクはしあわせです。
ふつうの子どもたちはエンジンの付いた5人乗りの船で「社会」という海に
出て行くとしたら、彼らはエンジンもない一人乗りのちっちゃな木舟で
出るようなもんです。
大きな嵐が来たらひとたまりもありません。
でもその海に出て行くしかないんです。
地図も持たずに・・・。
彼らの行く先を照らすちっちゃな、ちっちゃな灯台になれたらな、と思います。
みなさんにも出来ることはたくさんあります。
みなさんが集まれば、大きな港でも作れるんですから・・・。