地元とともに・・・。
- 2012-02-23 23:02:00
腰が治りません・・・。
失ってわかる健康の大切さ。
スキーどころか、日常生活がまともに送れない日々。
きのうはやっと出社。
あるお客さまのところに自動車保険のお申し込みに行きました。
岡山市内から東へ。
ちょっとした片田舎。
その中にある地元の食料品店。(スーパー?)
そこを経営してる方です。
手続きも終わり「ありがとうございました。これからよろしく
お願いいたします。」
Sさん「いやぁ、ありがとね。よろしくたのむね。」とおっとりした口調。
「ワシも去年な、胸を上から下まで開いて大手術をしてな、なかなか
調子出なくてな。無理できんのよ。」
ワタシ「そうなんですか?!」(言われてみれば元気ないかな)
Sさん「毎朝、地域の小学校や病院、役場などいろんなところに
毎日配達をしてきたが、一ヶ月休んだからな。さいわい近所に子供たち
が住んでるから市場に買い付けに交代で行ってもらったり、
近所の知人に配達してもらったりして、なんとか
なったけどね。まぁ、出来なくなるまでがんばるけどね。」
そんな話しをワタシに聞かせてくれてる間にも、一人、二人と
近所の人が買い物にくる。
Sさんはその都度「いらっしゃ~い。寒いな~。おとうさん元気か~?」とか
「おにいちゃんいらっしゃ~い」と若者にも気軽に声をかける。
お客さまというよりも、近所の知り合いという感じです。
みんなに必要とされてるな~。
朝は4時半に起き市場に買い付け、夜は次の日の買い付けの段取りを
して9時。
休むひまないじゃないですか?!
「35年間地元で食べさせてもらっとるからな。必要とされるかぎりは
がんばらんとな。」
静かに、でも力強くソッとつぶいやいたSさん。
自分の体を酷使して、無理できないはず。
なのにまだがんばるんですか?
この人にとって商売はもはや地元貢献。
そんな強い思いを受け取りました。
まだまだ自分にはそんな覚悟はできてないな。
ちょっと腰を痛めたくらいで泣き言言って・・・・。
いつかはSさんのような人になれるだろうか・・・。
でも、なれたらきっとカッコいいな。
そんなカッコいい商売人になりたいです・・・。