変身?!
- 2012-10-27 15:10:00
先日、夕方天満屋の地下スペースのギャラリーにブラッと行きました。
ボランティアなどの人たちが絵や写真を展示したりしてるところです。
きのうは障害者の人たちが描いた絵が飾ってありました。
そこの受付に一人座ってる男性は何度も街角で見かけたことがある人でした。
なぜ覚えているかというと、その人けっこうな障害がある人だったからです。
まだ若そうなその人は杖をつき、片足を引きずりながら歩いていました。
手もかなり不自由そう。
顔もゆがみ、事故に遭ったのか、脳の疾患でも罹ったのか。
そんな感じの人だったので、街中で見るたびいつも気になって
いました。
でもいつも見かける度に思っていました。
「大変そうだな?。大丈夫なのかな?。何をしている人なんだろう。」
でもその度さらに思うのは「自分の抱えてる悩みなんて小さいナ。今の
自分に感謝しなきゃ。」と。
「この人と話しがしたい!」と思いました。
受付で名前、住所を記帳して展示してある絵を見て行きます。
Yさんがたどたどしい口調で一生懸命説明してくれます。
絵を一通り見終わると「よかった・・ら、感・・想も、書いて
もら・・えます・・か?」と言われたので感想を書き、
Yさんに質問しました。
「Yさんはどういう障害をお持ちなのですか?」
Yさん「わた・・しは、20歳のと・・きにバイクで・・事故・・に
遭い、脳が陥・・没して障害を持ち・・・まし・・た。」
ワタシ「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
涙が出てくる・・・・。
何も言えない・・・・。
帰るときにわたしは何度も振り返りYさんを見ると
ズッとわたしのほうを見ていました。
何度もお辞儀をしながら別れました。
わたしの中で何かが響きました。
「ヨシ・・・スキー止めよう!もう、いいや!」
清清しい気持ちです。
そして次に沸いてきた想い。
「これからは家族を喜ばせよう!いっぱい出来るじゃないか。
料理を作ろう!草取りをしよう!洗濯物を干そう!育児をもっと
手伝おう!」
それがわたしの喜び・・・。
腰を痛めスキーが出来なくなり、ストレスを溜め、自分に
苛立っていました・・・。
出来ない自分に・・・。
なんとか出来る自分にもどりたい!!
そのため、いろんなお医者さんやハリ、整体、カイロプラクティックなど
通いつめました・・・。
でも治らない・・・・。
いつのまにか自分のことばかり考え、
周りが見えていない状態に陥っていました・・。
ただ、それは本当微妙な変化なので、おそらく妻や子供たち
しか気づいてないと思います。
そんなわたしを文句も言わず(多少は言うか)、ズッと辛抱強く見守って
くれた家族のみんな。
ごめんね・・。
いや、ありがとう。
とうさんは変わります。
みんなのためにがんばるね。
さっそく洗濯物を干し、庭の草取りをし、朝食の用意を手伝い、
ゴミ捨てをし、たっくん(1歳長男)のオムツを積極的に換え、
風呂そうじをしました。
妻の反応は「・・・・・・・・。大丈夫?なんだか
コワ?イ。無理しないでね・・・・。」と
心配そう。
無理せずガンバリマス。
気づかせてくださったYさん、ありがとうございます。
続けることが、あなたへの恩返しですね。