きずな
- 2018-11-21 17:50:30
先週、母から電話がありました。
母の弟(私からすると叔父さん)が末期がんになったと。
なんと余命2週間・・・。
な、な、なんで・・????????
はてなマークがいっぱい頭に浮かぶ。
胃がん・・・が肝臓に転移らしい。
74歳。
まだまだ若い。
広島までとりあえずお見舞いに行こう。
叔父さんの奥さんは介護施設に入っていて、とても
叔父さんの面倒をみれるような状態じゃない。
娘は自分の家族もあるのでチョコチョコと出たり入ったり
世話をしている。
息子は独身だが仕事があるので夕方来る。
私の母が今は付きっきりで病室にベッドを入れて
もらって泊まっている。
母が付き添ってから、なぜかずいぶん元気になったらしい。
それまでは何本も点滴をし、ベッドからも起き上がれず、しゃべることも
出来なかったらしい。
私が行ったときには起き上がり、点滴も外し、気分が良いから
外で外食したいと!
私の車に乗り海沿いのホテルの最上階に行き、昼食を
食べる。
叔父さんは自分で建設関係の仕事をしていて
時々電話が掛かってきては応対やら指示やら
している。
ゆっくりすればいいのにと思ったが、これが叔父さんの気力を
支えているのかもとも思うと止められない。
親子のきずな。
姉弟のきずな。
親戚のきずな。
やはり最後はこれに尽きる。
見えないものが見えるものより大事なこともある。
普段なんでも出来る(と思っている)自分にとっては
気づかないもの。
叔父さんは外に出て昼食を食べたが、どうやら疲れて目を
つぶっている。
その足を母は黙ってもんでいる。
私の母はとてもやさしい。
それは誰よりもいっぱい苦労して私たち子どもを育て
たくさんの困難を乗り越えてきたからだ。
私も母のような思いやりのある人間になりたい。
普段は明るく豪快だが身近な人が困るととても
やさしい。
まだまだ母には教えてもらうことでいっぱいです。
ありがとう。