持ちつ持たれつ

持ちつ持たれつ

  • 2019-09-30 18:28:47

先日妻のお父さんの親友が亡くなられた。

 

享年71歳。

 

まだまだ若い・・。

 

同じ町内に住みお父さんとは幼稚園からの

 

竹馬の友。

 

生涯独身を通したTさんはほんのわずか身内が

 

近所にいる。

 

ただ、妻のお父さんとは何かにつけて一緒に

 

食事をしたり、飲み会をしたりと親交を

 

あたためてきました。

 

また同じ町内でのイベントが年に何度かあり、色々と

 

お世話になっている。

 

子供みこしの時には牛乳屋のTさんは町内のために

 

飲み物の準備をしてくださり、子供もいないのに

 

いつもお神輿には参加して地域の子供たちと

 

触れ合って来られました。

 

ウチの子供たちはお年玉をもらったり、入学祝など

 

お祝いごとには色々とお世話になってきました。

 

それもこれも妻のお父さんとTさんとの長い長い

 

お付き合いがあるからこそです。

 

毎年クリスマスには妻の実家でクリスマスパーティー

 

を開きます。

 

Tさんもいつも来て家族同然に一緒に過ごす。

 

Tさんはいつもボクに「太郎くん、ワシとオヤジ(妻の)は

 

長~い腐れ縁じゃ。兄弟のようにともに育って

 

来たんじゃ。お互い持ちつ持たれつじゃからな。これからも

 

よろしゅう頼むで」としみじみと言われてました。

 

Tさんの亡骸を見ながらそのことを思い出すと

 

涙があふれてくる・・・。

 

妻のお父さんはあまり表情には出さないがきっと

 

兄弟を失ったような気持ちにちがいない。

 

本当に仲のいい二人だったから。

 

自分に置き換えて考えると、果たしてそこまでの

 

付き合いをしている友がいるのか・・・。

 

いない。

 

そう、そんな友達ってなかなかいないんですよ。

 

妻のお父さん、お母さん、小川家、妻の妹家族たちで

 

しずかに最後のお見送りをしました・・・。

 

Tさんの親戚の人はあまり人は呼びたくないとの

 

ことで、ひっそりとした葬儀でした。

 

最後まで目立つこともなく旅立たれたTさん。

 

でも私たちはあなたのことはいつまでも

 

忘れません。

 

みんなの中に大事な思い出として大切に

 

しまっておきます。

 

どうぞ安らかに眠ってください。

 

みんなをいつまでもあたたかく見守って

 

ください。

 

心より生前のご厚情に対してお礼申し上げます・・。

 

 

 

 

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高齢者

  • 2019-09-04 17:55:45

長い間、保険にご加入いただいているTさん84歳。

 

奥さまも84歳。

 

去年余命6ヶ月と宣告され保険金のお支払いをさせて

 

いただきました。

 

と、つい先日電話がありました。

 

ドキドキしながら出ると、「小川さん、ちょっと家に来てくれますか?」

 

と意外と元気そう。(ホッ)

 

 

翌日お家に行くと奥さまもいらっしゃいました。

 

「小川さん、私はいまがんの治療はもうしてないんです。痛み止め

 

の薬だけもらってます。いつまで生きれるかな。」

 

見た目はまだまだしっかりされてる感じなので少しホッと

 

しましたが・・。

 

Tさんは「今のうちに受取人を娘に変えとこうと思って連絡したんです。」

 

ワタシ「わかりました。あと契約者も奥さんに変更しておいた方が

 

いいですね。」

 

Tさん「よろしくお願いします。」

 

Tさんは耳が遠いけど、字はちゃんと書けます。

 

問題は奥さま。

 

奥さまはリュウマチかなにかで指が曲がってしまってて、うまく

 

ペンが持てないし字を書くのもむずかしい・・・。

 

指にペンをはさみ、ゆっくり、ゆっくりと震えるように書かれます・・・・。

 

足も不自由で無理な姿勢で布団の上で一生懸命書いて

 

いただきました。

 

わたしは・・・・その姿を見ながら涙がこみ上げてくる。

 

こんなに不自由なのに「自署」しなけりゃいけないのか?

 

ご主人が書いてあげてもいいんじゃないのか・・。

 

たしかにご本人の意思確認の証跡として自署はわかるのだが

 

こんなに苦労して書いている姿を見るのはとても

 

忍びない・・・。

 

お二人とも体が不自由な者どうしで肩を寄せ合い

 

暮されています・・・。

 

でも、誰にでも訪れる現実なんですね。

 

私が帰る時にはお二人とも深々と頭を下げて「わざわざ遠いところ来て

 

いただいて、ありがとうございます。気をつけて帰ってくださいね。」

 

そんなにご不自由なお体でなお私のことを気遣ってくださり

 

胸が熱くなる思いです。

 

 

私は目が見えます。

 

耳も聞こえます。

 

歩くことができます。

 

しゃべれます。

 

車の運転も出来ます。

 

当たり前だと思うことは当たり前ではない。

 

誰かの役に立つために私は生かされているんだ。

 

そんな風に思いました。

 

人より出来ることがあるのなら、困っている人、私を必要としている人

 

のためにその力を使いたい。

 

ウチのお客様もそんな人がいっぱい増えています・・・。

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