アフラックの巨人
先日広島に出張がありました。
広島にはウチよりも古いアフラック代理店さんがあります。
代表の人は84歳。
創業当時は42歳でしょうか。
とても律儀な方で代理店設立30周年、40周年と節目には弊社まで
記念品を送ってくださいます。
お客様に送るのはわかりますが
わざわざ(知り合いとはいえ)隣の県の代理店にまで
送ってくださるのは、この方だけです。
同じ県の仲いい方でもそこまでされる方はいません。
わたしの母がグレートを創業したときに色々お世話になった
方です。
いつも会う度に「おかあさんは元気?よろしく言っといてよ~」
と気さくに声をかけてくださいます。
そんなNさんの事務所に一度行ってみたい、と思っていました。
そしてやっと行く機会を作れました。
今はNさんは会長になられ、他の方に社長を譲られています。
ただ、毎日会社には来られてるようです。
数年前に奥様も亡くされ、お子さんもいないので独り暮らし。
ケアハウスのような所に入られているそうです。
今はお元気ですから、とくに誰かの世話になることはないようですが
一人暮らしは不安だと言います。
この方から昔のアフラックが出来たころのお話やこの仕事を
始めたキッカケなど色々聞かせていただきました。
Nさんは「ワシはもう今はなにもしとらんし、役にも立たん老兵よ。」
と言われますが、そんなことはありません!
過去に素晴らしい業績を残し、未だ第一級の代理店として君臨されてます。
そしてなによりNさんのような方がまだ名もない実績もないアフラックを
今日まで牽引してきたのは間違いない事実です。
今でこそ誰でも「アフラック」と言えば知っていますが
創業当時は聞いたこともない「がん保険」を「アメリカ」の会社が
売っていたんですから、信用なんてなにもありません。
アフラックをみんなが知るようになったのもNさんのおかげとも
言えます。
我々が胸を張って「アフラックです」と言えるのもNさんのような方たちの血のにじむような
営業努力のおかげなんです。
私たちはそれを決して忘れてはいけません。
Nさんにもそのことを伝えたかった。
Nさんはワタシの話を目を細めながら何度も何度もうなずきながら
聞いてくださいました。
仲間や友人には恵まれたけど子宝にだけは恵まれなかったNさん。
子供にはなれませんが、子供だと思ってかわいがって
ください。
また何度も何度も遊びに来ますから。
ワタシからすれば神のようなあなたの存在がとても貴重だから。
どうかいつまでもいつまでもお元気でいてください。
そして、いまアフラックでがんばっている私たちに勇気と夢を
これからも与え続けてください。