余命6ヶ月
先日、83歳のお客様から電話がありました。
「小川さん、保険会社から案内が来てるのを見ると余命6ヶ月だと
死亡保険金を事前にお支払い出来ますと書いてあったけど、
そうなんですか?」と問合せがありました。
私「お医者様が診断書を書いてくだされば払えますよ。Tさん、
余命6ヶ月って・・・。」
Tさん「今年の1月にがんが転移して余命1年と言われたので
もしかしたら請求できるのかなと思ったんです。」
今朝、保険金請求書をお持ちして伺いました。
淡々と請求の手続きのお話を進めました。
あと奥さまの保険もあるので今後誰が受取人になるのか、
どうするのか、など聞きにくいことも伺いました。
一通り話も終わり落ち着いたので「Tさんとは長いお付き合い
ですね。でも、こんな手続きは正直とてもつらいです。」
Tさん「小川さん面倒なことをお願いしてすみません。」
そんな、面倒なんかじゃないですよ。
そうではなくて・・・。
いつもとても腰の低いTさん。
お客様なのにいつもとてもていねいで
やさしいTさん。
とても温厚でやさしい方です。
なかなかこんな人いません・・・。
見た目はまだまだ元気そうなTさん。
とても余命6ヶ月には見えないのがせめてもの
救い。
いつかは別れはくる。
わかっていてもやはりその度にツライ。
Tさん、もうしばらく元気でいてください。
お願いします・・・。