前向きに
先日もブログに書いた30代の女性の方のところに訪問しました。
余命1ヶ月。
そう言われています。
ドキドキしながら訪問しました。
小3と小1のお嬢さんが玄関にかわいい顔を見せてくれました。
ご主人はまだお仕事で帰宅されてませんでしたが、夕飯中にお邪魔
しました。
電話ではちょくちょくお話ししてたものの、お会いするのは久しぶり。
思ったよりも・・・元気そうでした。(ちょっとホッとした)
奥さまはすごい勢いで今までのことを話してくれました。
病気になった時のこと。
ご主人さんと話し合ったこと。
ご両親や兄弟に話した時のこと。
お子さんにどうやって伝えればいいのか、悩んだこと。
ご近所の人とどのように付き合っていくのかということ。
治療のこと。
などなど・・・・。
いっぱいありすぎてとても、とても書ききれませんが、治療を始めてから
の二年間いいことも、悪いこともたくさん経験してこられたようです。
でも悪いことばかりではないようです。
自分の周りの人たちの存在がどれだけありがたいか。
病気になって良かったとは思わないけど、気づかせていただいたことが
たくさんあります、と言われてました・・・。
これからの選択肢は・・・・病院で痛みを和らげる治療を受けること、
だそうです。
しかしこうおっしゃられました・・・。
「わたしは痛くても苦しくても家で子どもたちと普通の生活を選びます。
一日でも一秒でも家にいて、子どもたちや主人と笑ったり、話したり、
怒ったりするほうが元気でいれるんです。わたしらしいと思えるんです。
調子悪くて寝てても、子どもたちはわたしを気遣ってくれるんです。それが
うれしいんです。しあわせなんです。・・・・・・・・・・・・・・・。
いま、新しい治療方法やいい薬がドンドン出来ていて、半年と言われた
命も2年延びました。こうしているうちにも、また次の新しい治療や薬が
出てくるんです。そうしているうちに治る薬もでるかも、って思うんです。」
そう無邪気な表情で言われます。
きっと出ますよ。
信じましょう!
あきらめたらダメです!
いえ、彼女は決してあきらめていません・・・。
今出来ること、今しか出来ないこと。
前向きに力強く生きておられます。
わたしの仕事(役割)はとても責任のある仕事です。
一人一人のお客さまの生死に向き合い「安心」と「満足」を提供していくこと。
日々、お客様に教えられ強くやさしくなっていく・・・。
そんな自分を目指してこの日もまた一歩前に進めた気がします。
本当にありがとうございました。
お大事に。