命の恩人 II
わたしは病室を出てからズット考えました・・・。
その当時わたしは金銭的・経済的に自由になりたいと思いある「投資法」
にたどりつきました。
だれに習ったわけではなく独自で編み出した方法です。
これを10年実践すれば、間違いなく数億円にはナル!という自信が
ありました。
それを3年間やってきてある程度結果も出始めたとこでした。(大したことはない
ですよ・・。)
そんなわたしにとってNさんの生きる姿勢は衝撃的でした。
だってNさんにとって「お金」はただの紙切れです。
生きていてこそのお金ですから。
限られた命の中で輝くために「お金」はたいした」意味は持たない・・。
なのにNさんはお見舞いに来られる誰よりも生き生きと輝いている。
むしろ来た人を元気づけている。
スゴイ!この人こそ究極の人生、生き方じゃないか!
そう思いました。
しかしそのことと若いときのご苦労がどう結びつくのか、わかりませんでした。
帰って妻にNさんの話しをしました。
妻はあまり興味なさそうに聞いていました。(ウトウトしてる・・。)
思わずカチン!と来て「人が一生懸命話してるのになんだよ!」と
怒って話すのを止めました。(クソ〜)
そして二階に上がった時です。
わたしの中に降りてきました。
「人は苦労すればするほど幸せになれる」
ワタシ「そうか、そうだったんだ!苦労することはいいことだったんだ!」
本当に腹の底に落ちた瞬間でした。
次の瞬間、私の中にあった心配・不安・恐怖がスーッと体からぬけて
いきました。
まさに「肩の力が抜けた」状態です。
今まで自分の中にあった気持ちは「人にバカにされたくない」だったんだ。
だから人に認められたい、人よりデキル人間になりたい、という気持ち
が強かったんだ。
でも、失敗してもいい、苦労してもいい。いや、それこそが「幸せ」への
近道だったんだと頭でなく「体感」した瞬間でした。
すいません。
またまたつづきます・・。