平凡なしあわせ
きのう、おとといと山口県に旅行に行きました。
妻のおとうさんが60歳の誕生日を迎えました。
一応、定年を迎えたのと誕生日のお祝いでおとうさん、おかあさん、
小川家一同、妻の二人の妹家族の総勢12名での旅行です。
なぜかおとうさんが「スポンサー」で温泉にご招待いただきました。
土曜日の夕方、旅館に入り温泉につかり、みんなで夕食です。
宴もたけなわになり、孫たちから「じいじ」へ表彰状を贈りました。
我々子どもたちからもプレゼントを贈り、おとうさんもおかあさんも
目を細めて喜んでくれたようす。
「平凡が一番」
そんな言葉が浮かんでくる光景です。
何事もないことが何よりしあわせ。
ここにいる誰か一人でも欠けたらこのしあわせはない。
みんなが健康で笑えることが大事。
わたしはこのことに気がつくまでにいったい何年かかっただろう・・・。
結婚して、子どもが生まれ、妻の実家によく食事を食べに行くように
なったけど、ずーーーっとイヤでした・・・。
「めんどくさい」「せっかくの休みなのに」「なんでこんなにしょっちゅう
行かなきゃいけないのか」
いつもそう思っていました・・・。
妻の実家の裏の土地をいただいて家を建てる時も「自分の家くらい自分の
力で建てるからいい!土地なんかいらん!」と反発しました。
それでもおとうさん、おかあさんはわたしの気持ちが変わるまで
ひたすら辛抱強く待ってくれました。
何年も何年も何年もです・・・。
その頃のことを思い出すと・・・いつも本当に申し訳なく思います。
だから今は・・・出来る限りの恩返しをしたい(と思いながら実際は
未だお世話になりっぱなしですが・・・。)
大きな大きな大きな愛に包まれわたしは支えられ生きています。
いつまでもいつまでも飲み会が続くなか、わたしはそんなことを
思い出していました・・・。
これからも平凡なしあわせを大事にしたい、そんな二日間でした。