感動の
きのうの夜、無事沖縄よりもどってまいりました!
無事でもないんですが・・・。
霧のため岡山空港に着陸出来ず、大阪の伊丹空港に着陸しバスと新幹線
で岡山に帰ってまいりました。帰宅したのが午後11時すぎでした。
何もなければ7時ころには帰って来れたんですが、まぁでも事故もなく
帰れたし良かったです。(^?^)
肝心の中身ですがこれがもう、本当に最高でした!
たくさんありすぎて書ききれないので1番感動したことを書きたいと
思います。
それは研修旅行最後の日の9日のことです。
その日は沖縄では有名な若手の平田 大一さんという演劇の創作・演出を
されてる方のお話しと実際の演劇を見せていただきました。
平田さんは「ちゅらさん」で有名になった八重山のご出身で沖縄と八重山
の素晴らしさを日本全国、また世界に発信していきたいという強い想いを
持って活動をしてこられています。沖縄から出て成功したい、有名に
なりたいと言う方はけっこういるようですが、平田さんは沖縄、八重山の
素晴らしさを世界に発信する、というお考えです。なによりも深く郷土を
愛し、そこに自分の人生をかけてたくさんの人に伝えたいという想いです。
それを演劇や音楽、お祭り、伝統芸能をとおして伝えていきたい、と
おっしゃられていました。歌と八重山の横笛を聞かせてくださったんですが
魂が震えるような感動がありました。(泣きそうになるくらいの)
そして演劇を見させていただいたんですが、出演はすべて地元の「普通」
の小・中・高校生です!沖縄の小さな島に住むおばあさんと少年とそこに
東京からやって来たおばあさんの遠縁の高校生の少年のお話しです。
小さな島に住む少年(タオ)はその島が大好きで大人になったら立派な島人
(しまんちゅ)になるのが夢です。 東京からきた同い年の少年(ワタル)は
父を亡くし夏休みを利用して島に休養に来ました。今時のちょっと冷めた
高校生です。最初はタオ(島の少年)のことをうっとうしく思うワタルですが
いろんな島での不思議な体験を通して少しずつ二人は仲良くなって
いきます。ある時ワタルがおばあさんに自分の父親の話しを聞き
昔、島1番の島人だったと知ります。タオが「お前もお父さんを目指せよ!」
と言ったら自分にはそんな力はないと怒ってしまいました。
ワタルが気まずい気持ちでいるとおばあさんがタオは両親とも幼い時に
交通事故で亡くしたことを聞かされます。それ以後おばあさんがタオを
引き取り島の人たちみんなが親として支えてきた、ということでした。
それを聞いたワタルはタオに謝ります。そしてそれぞれの道を目指し
進んでいくというエンディングでした。
うまく伝えられませんがもう、最初から最後まで涙が止まらないほどの
感動でした・・・・。ストーリーももちろん素晴らしいんですが、周りで踊りや
歌を歌う子供たちが30人くらいいて(ミュージカルのような感じ)その
演技の素晴らしさ(もちろん少年2人とおばあさんも!!)といったら・・・。
観客1500名の前で堂々と伸び伸びと楽しそうに演じていました!!
「普通」の子供たちがここまで出来るというのはとても衝撃的であり、
不思議でしたが平田さんのお話しの中で「子どもたちは役を与えて
演技の素晴らしさを大人たちが実践して見せて、あとは見守れば
自分たちでどんどん成長していきます。」とおっしゃられていました。
その言葉どおり、子どもたちは大人の我々を演劇の中に引き込んで
行きました。 今まで全く演技の経験のない子どもたちがここまで成長
出来るのか、というのが1番の感動でした! それを引っ張って来られた
平田さんのご苦労が見えるようでした!
すごい・・・すごすぎる・・・・。 一人の人の想いがここまで形となり子どもたち
をとおして1500名の人々を感動させられる素晴らしさ。
会場からはいつまでも鳴り止まぬ拍手でつつまれました・・・・。
興奮冷めやらぬままバスに乗り岡山同友会の方と感想を話し合いました。
60歳になったばかりのその方は「自分が若い時に熱い想いをもって
頑張っていたころを思い出さされ涙が止まらんかった。 まだ自分の
中にも赤い血が流れとる、というのが分かりました。 帰ったらこの感動
を忘れずに人のため、お客さまのために頑張ろうと思う。」と言われて
おりました・・・・・。
大都会でも半径16キロほどの小さな島でも「素晴らしい想い」があれば
ドンドン広げていける、活躍できる、ということを教えていただきました。
場所じゃない、お金でもない、地位でもない。
大切なのは「想い」でした・・・・・。
多くの学びと感動をありがとうございました。