父親・・・
きのうはアフラックのアソシエイツ会のバス旅行がありました。
高知へ日帰りです。
いま「竜馬伝」でにぎわってました〜。
母からケータイに電話が入っていたので、岡山に戻ってから電話
しました。
「おとうさんが入院したらしいよ。かなり悪いらしいよ。」
母の再婚した元夫です。
わたしも小2から小6までいっしょに暮らしました。
本当の父親ではないけど、とても可愛がってくれました。
父は自分で事業をしていてとても稼いでいたようです。
大きい家を建て、モーターボートも持っていました。
夏には毎週そのボートで海に連れていってくれました。
とてもカッコよかったです。
そんな父も事業に失敗し、家族もバラバラになってしまいました・・。
わたしの結婚式には来てくれましたが、その後家族とも一度も
会っていませんでした。
あれから15年近くが経っています・・・。
「会いに行こう!」
そう思い、スグに病院に向かいました。
なんか会うのが怖い・・・。
どんな姿になっているのか・・・。
病室に行き、恐る恐る入ると・・・・白髪の老人が寝ていました。
父「だれじゃ?」
わたし「たろうよ。わかる?」
父「・・・・たぁちゃんか?!おお〜・・・よう来てくれたの。ありがとう。
ありがとう。」
涙がこみ上げてきました。
わたし「ごめんなさい・・・。今までごめんね。」
こんなになるまで・・・ほったらかして。
すっかり変わっていました。
父「子供は何歳に・・なった?」しんどそうに聞きます。
わたし「上は中2だよ。下が小2だよ。」
父「そうか、そうか・・。もう中2か。」目をつぶったまま聞いてます。
こんなに・・・シンドイのに子供のこと気にしてくれてたんだ・・・。
会いたかったんだね・・・。
ゴメンナサイ・・・。
一度も会わせてなかったね・・・。
「ワシは・・・たあちゃんが大好きじゃったんじゃ。お前は・・ちっちゃい
頃から根性があった。男は・・根性じゃ。」苦しそうに言います。
わたし「ウンウン・・。覚えてるヨ・・。」
父「たあちゃん・・しんどいけ〜、もう・・休むわ。来てくれて・・
ありがとよ。ワシは・・・うれしいで。ほんま・・うれしいで」
わたし「うん・・。また来るから、元気出してよ・・。」
子供たちを必ず連れてくるから。
シンドイだろうけど・・・がんばってね。