自閉症
6日はわが家で社員さんを呼んで「花見BB-Q会」をしました。
妻のおじいちゃんのおかげで「桃」「花桃」「桜」の花が見事に咲き
天気も上々。
お肉もグレートのお客さまの「焼肉店」より仕入れグッド!!
最高の花見になりました。
最近買った本で自閉症の人の半生記を読みました。
その人は「高機能自閉症」と呼ばれる普通ではちょっと判別がつきにくい
自閉症だそうです。
判別がつきにくい分、幼少から青年期まで普通の人として生活をしてこられ
人に認知してもらえない苦しみを味わってこられたようです。
わたしは「自閉症」というもの自体にも勘違いしていました。
「うつ病」のようなものかと思っていたんですが、先天的な障害で人と
うまくコミュニケーションが取れない、ということです。
その人のケースで言うと、すべての動作が意識しないと出来ない。
例えば「歩く」「しゃべる」「聞く」という普通なら無意識に行える行為
が脳から「命令」を送らないと機能しないそうです。
だから人と話したり、付き合ったりするとすごく疲労するそうです。
全神経を総動員して相手と向き合わないと、うまくできないそうです。
しかも自身にはなんの感情も持てないので時に相手を「イライラ」させたり
バカにした、と思われたりするそうです・・・。
それは大変な障害です・・・。
小さい時にお父さんとお母さんが殴りあいのケンカをしました。
その人(作者)のお姉さんは泣いて一生懸命止めます。
でもその人は自分も泣かないといけないのか、いつ泣けばいいのか、訓練
したらそのタイミングがわかるのか、みんなはどうやって身につけたのか、
と考えてしまいます・・・・。
もしかしたら自分はヒドイ人間なのか。
みんなといっしょになりたい、と思い表面上「みんな」のモノマネを
します・・・。
こんな人生があるなんて・・・・。
本当に物語を読んでいるようでした・・・。
自分が何者なのか、探して探して探して・・・・。
自分が障害があるから「人とは違う」というのがわかるまでに生まれてから
30年以上かかったようです・・・。
感動したのはその障害を受け入れ、見事に自立して生きている、前向きに
進んでいる、ということです。(それ以外に方法はないからという。)
ここには書ききれませんがとてもわたしには受け入れられないような症状
なんです・・・・。
極端に言えば毎日毎日、20�の道のりを一歩一歩数えながら歩いて通勤するような
ものです・・・。
すごい忍耐力と集中力が必要です・・・。
人間の体ってすごいんですね・・。
なにも考えずに食べて、話して、歩いて、寝て、怒って、笑って、調べて、
見て、考えて、遊んで・・・・。
どうせなら、生まれる人みんなに与えて欲しかったです・・・。
それが無理なら「出来る人」は「出来ない人」の力になりましょ。
ボクも出来ることがあるかな・・・。